各鋳造鋼または炉鋼の化学組成を決定し、化学組成表に記載されている材料の各グレードの化学組成要件に準拠する必要があります。

引張特性

パイプ継手材料の引張特性は、引張特性要件に準拠する必要があります。テストとレポートは、A370 の方法と定義に従って実施する必要があります。
引張試験では、縦または横に切断した試験片を使用できます。引張特性の表では、縦方向および横方向の試験片の伸び要件が指定されていますが、同時に適用されることは意図されていません。代わりに、方向に適用可能な試験片の対応する伸び要件のみが適切であることを意図しています。

ASTM A403 の化学組成 (%)

ノート：

• 指定された C 最大値を 0.01% 下回るごとに、最大 1.35% まで、指定された最大値を上回る 0.06% の Mn の増加が許可されます。
• Cu、Ni、Cr、および Mo の合計は 1.00% を超えてはなりません。
• Cr と Mo の合計は 0.32% を超えてはなりません。
• 最大炭素当量 (CE) は、熱分析と式 CE=C+Mn/6+(Cr+Mo+V)/5+(Ni+Cu)/15 に基づいて 0.50 とする。

この仕様に提供される材料は、発注書に示されている補足要件を含む、仕様 A960/A960M の要件に準拠するものとします。仕様 A960/A960M の共通要件に準拠しないことは、この仕様への不適合を構成します。この仕様と仕様 A960/A960M との間に矛盾がある場合は、この仕様が優先されます。